RoboCup2016ジャパン・オープン愛知報告 その1

ダンスリーグロボット

ダンスリーグロボット2

2016年3月25日から28日に愛知工業大学でRoboCup2016ジャパン・オープン愛知が開催されました。

 ロボカップジュニアは小学生から参加できるロボット競技会です。昨年11月から開催された地区大会、ブロック大会で勝ち上がったチームがジャパン・オープンに出場できます。
当教室からは、レスキューリーグに2チーム、ダンスリーグに2チーム関東ブロックの代表として出場しました。

 各リーグは年齢により、プライマリー(14歳以下)、セカンダリー(15~19歳)に区分され、レスキューリーグはプライマリ・セカンダリ共に18チームの合計36チームが参加。
ダンスリーグは、プライマリ12チーム、セカンダリ10チームの合計22チームが各地区の代表として参加しました。

 

 ダンスリーグは、1〜2分の間に自律型ロボットがダンスや物語をパフォーマンスする競技です。テーマやロボットの台数や大きさが自由であり、他の競技と違いメカニズムやさまざまな技術、映像表現などにもこだわれる競技です。

 ロボカップジュニア初参加のチーム「Action of group」は、調整段階ではうまくいっていたようです。しかし本番では、途中で超音波センサーが正しく反応せず、最後までパフォーマンスを披露すること ができませんでした。悔しい思いもしましたが、今回センサーの使い方に対して特別賞をもらえたのは嬉しかったようです。

今回、「Action of group」はメンバーの1人がインフルエンザで欠場となりました。そんな中、チームとしては十分な力を発揮できてなかったかもしれません。
しかしここで大切なことは、今まで当たり前のように回っていたことが、メンバーが欠けたことにより、うまく回らなくなることに気がつくことです。そしてこれを学びと捉え、自分やチームを見つめ直すことで、大きく成長していけます。
本チームには、この経験を基にさらなる成長を期待したいです。

 一方、「SpaceAdventures」は、2度目のジャパン・オープンとなりました。チームメンバーは前回準優勝で世界大会に行けず、今年こそは!とはりきっていました。
ダンスリーグは、ロボットのメカニズムやプログラム、チームでの活動の様子を審査する面接審査が50点満点、ステージ上でロボットのパフォーマンスを評価する審査が50点満点で総合点が決まります。
地区大会、ブロック大会と進んでくる中、面接審査で自分たちの技術などを上手に説明ができず、そこが弱点である事をしっかり認識してきた事もあり、ジャパン・オープンでは、どのようにしたら自分たちの活動や技術を理解してもらえるかをじっくり考えてきました。
その努力もあっての2度目の準優勝だと思います。

優勝できなかった事はとても悔しかったようですが、本当にがんばっていました。
だからこそ悔しいのでしょう。
でも悔しさを感じているチームは大きく成長します。

次に彼らが何をしてくれるのか、とても楽しみです。